こんにちは!BODY CREATIONの内藤です。
今回は「ぎっくり背中」について記事を書いていきます。
「ぎっくり腰」は聞くけど、「ぎっくり背中」ってなかなか聞かないですよね。でも全然あります。
「ぎっくり背中」とは?
朝起きた瞬間、ふとした動きで「ピキッ!」と背中に走る鋭い痛み。
それが俗に言う「ぎっくり背中」です。正式な医学用語ではありませんが、腰で起こる「ぎっくり腰」と同じく、筋肉や筋膜の急な損傷・炎症を指します。
痛みの多くは肩甲骨の間や背中の中心、肋骨周りに出るのが特徴。
息を吸うだけで痛む、寝返りが打てない、姿勢を変えられないといった症状が出ることもあります。
■なぜ起こる?ぎっくり背中の主な原因
ぎっくり背中の原因は一つではありません。
多くの場合、筋肉の疲労・内臓疲労・姿勢の崩れ・急な動作が重なって発症します。
1. 長時間のデスクワーク
パソコン作業やスマホ操作で背中が丸まると、背中や肩甲骨まわりの筋肉や胃・肝臓。腸などが常に緊張した状態になります。
血流が悪化し、筋肉の柔軟性が低下することで「ちょっと伸びをしただけ」で筋繊維が傷つくことも。
2. 急な動作やくしゃみ
前かがみ姿勢で重いものを持ち上げたり、咳やくしゃみで一瞬力が入ることで、筋膜がピリッと裂けるような損傷を起こすことがあります。
3. 睡眠中の姿勢や冷え
エアコンの風が直接当たったり、寝返りの少ない姿勢が続くと筋肉が冷えて固まり、朝の動き出しで痛めるケースもあります。
4. ストレスや自律神経の乱れ
実は精神的ストレスも原因の一つ。交感神経が優位になると内臓や筋肉が過緊張し、血流が悪くなって損傷しやすくなります。
■ぎっくり背中になったらどうする?応急処置
1.
発症直後(48時間以内)は「冷やす」
炎症を抑えることが最優先です。
保冷剤や氷をタオルに包み、15〜20分ほど患部を冷却します。
温めるのは逆効果になることもあるので注意しましょう。
2.
基本2〜3日は安静に
痛みが強い場合は無理をせず休みましょう。動けるようになってきたら、軽い体操や、ゆっくり歩く程度に体を動かすことで血流が回復し、治りが早くなります。
3.
湿布や鎮痛剤の利用
冷感タイプの湿布や市販の痛み止めで一時的に痛みを抑えるのもOK。
ただし、症状が3日以上続く場合は整形外科や整体院の受診をおすすめします。
■整体・ストレッチでのアプローチ
ぎっくり背中は「その場の痛み」を取るだけでなく、再発防止が大切です。
整体やストレッチでは、痛めた筋肉だけでなく、なぜ「ぎっくり背中」が起きたのかを分析して、姿勢・呼吸・内臓・筋肉に的確にアプローチしていきます。
■予防のための生活習慣改善
ぎっくり背中は生活習慣の改善で防ぐことができます。
1. 正しい姿勢を意識する
デスクワーク時は背中を丸めず、椅子の背もたれに軽くもたれて骨盤を立てましょう。
歩くときは少し腹圧を入れて目線は前を向いて歩きましょう。
2. 1日20分以上の有酸素運動(散歩など)
20分以上の有酸素運動で、体内の血流循環を向上させ、内臓や筋肉を活性化させましょう。筋肉の鬱血を防止し、疲労物質の滞留を防ぐことから、背中の痛みを予防します。
3. お風呂で温める
入浴で血流を促すと、筋肉が柔らかくなり疲労回復が早まります。
4. 睡眠とストレス管理
寝不足やストレスが続くと筋肉の修復が追いつかず、再発リスクが高まります。
質の高い睡眠、なるべく22:00〜24:00までには寝床に入りましょう。
■まとめ
ぎっくり背中は、
- 長時間の同じ姿勢、運動不足
- 筋肉の疲労と冷え、内臓ストレス
- 急な動きやストレス
といった日常的な要因から誰にでも起こり得る症状です。
一度発症するとクセになりやすいため、
日頃のストレッチ・姿勢改善・体のケア・有酸素運動が何よりの予防策です。
背中が「重い」「張る」と感じた段階で早めにケアを行うことで、ぎっくり背中を防ぎ、快適な毎日を過ごせます。
体のサインを見逃さず、背中の健康を守りましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
【BODY CREATION ストレッチ整体×トレーニング】
住所:東京都千代田区神田多町2-3-6 川島ビル 201
場所:神田警察署通り ポニークリーニング2階
